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ファイヤーラインのデメリットと対策を徹底解説

ファイヤーラインのデメリットと対策を徹底解説 モノの選択
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れあるのデメリットらぼ、運営者の「れある」です。

「ファイヤー ライン デメリット」で検索されたということは、ライン選びで迷っているか、今まさに使っていて「あれ?」と感じることがあるんじゃないでしょうか。

ファイヤーラインって根ズレに強いという評判がある一方で、ネットの評価を見ると、強度が弱いとか、ラインが切れるとか、ちょっと不安になる声もあって迷いますよね。特にジギングやベイトリールで使う時の使用感、推奨されるノット、クリスタルカラーの色落ちや毛羽立ちなんかも気になるところです。

スーパーファイヤーラインの2号の使い心地や、後継モデルのウルトラ8のインプレも知りたいし、ラインの比重や「リーダー不要」っていう噂の真相もハッキリさせたいかなと思います。

この記事では、そんなファイヤーラインの気になるデメリットを私なりに徹底的に掘り下げて、その対策まで分かりやすくまとめてみました。あなたのライン選びの参考になれば嬉しいです。

・ファイヤーラインの主なデメリットとその原因
・デメリットが引き起こす具体的なトラブル
・すぐに実践できる具体的なデメリット対策
・後継モデル(ウルトラ8)との比較と選び方

ファイヤーラインのデメリットと基本特性

まずは、ファイヤーラインがどんなラインで、どうしてデメリットがあると言われるのか、その基本的な特性や弱点について一緒に見ていきましょう。このライン、実は一般的なPEラインとは根本的に構造が違うんですよね。

一般的なPEライン(編み込み構造)とファイヤーライン(熱融合構造)の拡大比較図。左側は繊維が編み込まれた凹凸のある表面、右側は繊維が平行に熱融合されコーティングされた滑らかな表面を示している。

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強度は弱い?なぜラインが切れるのか

ファイヤーラインって「根ズレに強くてタフ」というイメージがある反面、「強度が弱い」「予期せず切れる」という真逆の評価もあって混乱しますよね。

これ、実はライン自体の直線強度が弱いんじゃなくて、他のデメリットが複合的に絡んで「高切れ」として現れている可能性が高いんです。私も最初は「なんで?」と思いましたが、調べていくうちに「なるほど」と思う原因がいくつか見えてきました。

私が考える主な原因は主に3つあります。

1. コーティング剥離による毛羽立ち

ファイヤーラインは表面が硬いコーティングで覆われていますが、使っているうちにこれが剥がれて、内部の繊維が「毛羽立つ」ことがあります。

暗い背景に浮かび上がるファイヤーラインの極端なマクロ拡大写真。ラインの表面から微細な繊維が毛羽立ち、コーティングが剥離している様子が鮮明に写っており、ラインの劣化状態を示している。

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これは避けられない劣化現象ですね。この毛羽立った部分は、当然ながら強度がガクッと落ちてしまいます。気づかないうちに毛羽立った部分で負荷がかかり、プツンと切れてしまうケースです。特に障害物に擦れたわけでもないのに切れる時は、これを疑ったほうがいいかもです。

2. ノット(結び目)のすっぽ抜け

もう一つ、そしてこれがかなり多いんじゃないかと思っているのが、後ほど詳しく解説する「ノットのすっぽ抜け」です。ライン自体は切れていないのに、結び目がスポッと抜けてルアーだけ飛んでいく…。これもアングラーからすると「切れた!」と勘違いしやすいポイントかなと思います。「結束強度」と「直線強度」は別物だということですね。

3. 摩擦熱による強度低下

これはPEライン全般に言えることですが、ポリエチレン繊維は「熱」に弱いという特性があります。ファイヤーラインも独自の「熱延伸技術」で作られていますが、ベースはポリエチレンです。魚との急なファイトでラインがガイドと強く擦れたり、ドラグが滑ったりする時の瞬間的な摩擦熱で、ラインの強度が一時的に低下する可能性が指摘されています。これが原因で、想定より低い負荷で切れてしまうこともゼロではないみたいですね。

ファイヤーラインが「強い」とされるのは、あくまで「耐摩耗性(擦れ)」に対してです。直線強度や結束強度、熱への耐性などは、他のデメリットと合わせて総合的に判断する必要がある、ということですね。

実際の評価とユーザーレビュー

実際のユーザーレビューや評価を見ると、やっぱり賛否両論あるのがファイヤーラインの最大の特徴かなと思います。「最高!」という人と「二度と買わない」という人がハッキリ分かれるラインなんです。

デメリットとしてよく目にするのは、やはり以下の2点ですね。

1. 糸鳴り(ガイド鳴り)

これは本当に多くの人が指摘しています。キャストする時やラインを巻き取る時に、ガイド(竿の輪っか)とラインが擦れて「シュー!」「キュルキュル」といった特徴的な音が出やすいんです。表面のコーティングが硬いせいですね。

この音が「集中できない」「魚が逃げそう」と精神的に気になる人も多いみたいです。ただ、これは単なる音の問題だけじゃなくて、「それだけガイドとの摩擦抵抗が大きい」という証拠でもあります。

ロッドのガイドリングを通過するファイヤーラインのマクロ写真。ラインがリングに強く接触している様子を横から捉え、高い摩擦抵抗と糸鳴りの原因を視覚化している

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この摩擦抵抗が、後述する「飛距離」のデメリットにも直結しているんですね。

2. 色落ち

これもかなり多いレビューです。特にピンクやグリーンのような色の濃いモデルは、色落ちが激しく、手が真っ赤になったり、リールやロッドが汚れたりする、というもの。表面のコーティング層に顔料が着色されているので、コーティングが劣化・剥離すると一緒に顔料も落ちてしまうんですね。

まあ、色落ちは他のPEラインでも多かれ少なかれ起こるので、ファイヤーラインだけの致命的なデメリットとは言えないかもですが、その「落ち方」がちょっと激しい、という印象を持つ人が多いみたいです。

もちろん、これだけデメリットが言われても愛用者が多いのは、「根ズレに対する圧倒的な強さ」という強力なメリットがあるからです。「チニング(黒鯛釣り)ではこれ一択」「テトラ帯やゴロタ浜では安心感が違う」という熱狂的なファンもいます。このピーキーさ(尖った特性)こそがファイヤーラインなんですね。

ファイヤーラインの比重と特性

ライン選びで大事な要素の一つに「比重」があります。比重は、水(比重1.0)より重いか軽いかですね。

ファイヤーラインの素材は、一般的なPEラインと同じ「ポリエチレン」です。そのため、比重は約0.98となり、水に浮くフローティングタイプのラインに分類されます。ルアーを沈めたい時には、この「浮く」特性が邪魔になることもありますね。

ただ、ファイヤーラインが他のPEラインと根本的に違うのは、その構造です。

  • 一般的なPEライン: 細い繊維を「編み込んでいる」(ブレイド)
  • ファイヤーライン: 繊維を「熱で融合」させ、表面をコーティング(フューズド)

普通のPEが「タコ糸」や「組紐」だとすると、ファイヤーラインは「コーティングされた一本のハリガネ」に近いイメージでしょうか(ちょっと極端ですが)。

この「熱で融合&コーティング」という構造のおかげで、ラインに強い「ハリ」と「コシ」が生まれます。これがファイヤーラインの特性を決定づけていますね。

ハリとコシがもたらす影響

メリット:
・ラインがピンと張りやすく、水中でのルアーの動きがダイレクトに伝わり、感度が非常に高いです。
・風の影響を受けにくく、ラインがフケにくい。また、ラインが水を切る「水切れ」が良いとも言われます。

デメリット:
・ラインが硬くゴワゴワします。しなやかさが全くない、と感じる人も多いです。
・リールのスプールへの馴染みが悪く、これが致命的なライントラブル(バックラッシュなど)の原因になります。(後述します)

この「ハリの強さ」がメリットにもデメリットにもなる、本当に表裏一体の特性を持っているラインなんですね。

リーダー不要という噂は本当か

ファイヤーラインはその圧倒的な耐摩耗性(擦れへの強さ)から、「もしかしてリーダー不要なんじゃない?」と言われることがあります。

確かに、岩やコンクリート、テトラなどに擦れる「根ズレ」に対しては、一般的なPEラインよりも優れた耐久性を発揮します。これはチニングやロックフィッシュで重宝される最大の理由ですね。普通のPEなら一発で切れるような擦れでも、ファイヤーラインなら耐えてくれる、という経験をした人も多いようです。

じゃあ本当にリーダー不要かというと、私は絶対におすすめしません。

理由は大きく3つあります。

1. 結束強度の問題

ファイヤーラインは表面が硬く滑りやすい特性があります。そのため、ルアーやスナップに直接結ぶと、結び目がしっかり締まらずに「すっぽ抜け」を起こすリスクがゼロではありません。それ専用の結び方もありますが、リーダーを介した方が圧倒的に結束強度は安定します。

2. 衝撃吸収の問題

ファイヤーラインは(PEライン全般に言えますが)ほとんど伸びません(低伸度)。これは「高感度」というメリットに繋がりますが、同時に「衝撃に弱い」というデメリットにもなります。魚が急に突っ込んだり、エラ洗いをしたりした時の「ドン!」という衝撃を吸収できず、ラインブレイクやフックアウト(針外れ)の原因になります。そのためにも、適度に伸びるナイロンやフロロカーボンのリーダーは、クッション役として必須かなと思います。

3. 根ズレの「質」の問題

ファイヤーラインが強いのは、あくまで「擦れ」に対してです。しかし、牡蠣殻(カキガラ)やフジツボのような「鋭利な刃物」のような障害物に対しては、コーティングがあってもスパッと切れてしまうことがあります。こういう鋭利なものに対しては、やはり太くて硬いフロロカーボンリーダーの方が強い場合が多いです。

ファイヤーラインが「根ズレに強い」のは事実ですが、それはあくまで「他のPEラインと比べて」というレベルです。フロロカーボンリーダーが持つ、岩肌に対する硬さや衝撃吸収性とはまた別物と考えたほうが安全です。

安全に魚をキャッチするためにも、リーダーは必ず結束するようにしましょう。

ベイトリールでの注意点

ファイヤーラインをベイトリールで使いたい、という方もいるかもですね。特にロックフィッシュなんかではベイトタックルが主流ですし。

結論から言うと、ファイヤーラインとベイトリールの相性は、正直かなり良くないです。特にベイトリールの扱いに慣れていない方には、かなりハードルが高い組み合わせかなと思います。

最大の理由は、やはりあのラインの「硬さ」と「ゴワつき」です。

しなやかなライン(フロロやナイロン、しなやかなPE)はリールのスプールにピタッと密着して放出されます。でも、硬いファイヤーラインはライン自体がバネのように強い反発力を持ち、スプールの上で「ボワッと浮きやすく」なってしまうんです。

ベイトリールのスプール上で激しくバックラッシュ(糸絡み)を起こしている白いファイヤーラインのクローズアップ。硬いラインがスプリングのようにスプールから浮き上がり、複雑に絡み合っている様子

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この「ライン自身の反発力(=浮き)」が、スプールの回転を意図せず過度に助長し、ルアーの飛行速度を簡単に上回らせてしまいます。これが、致命的なバックラッシュの直接的な原因になります。普通のバックラッシュよりタチが悪い、スプール内部でグチャグチャになるやつですね。

もしベイトリールで使用する場合は、この特性を完全に理解した上で、リールのブレーキ設定をかなりシビアに調整する必要があります。

データベース情報によると、以下のような調整手順が推奨されています。

  1. まず「メインブレーキ(マグネットや遠心)」を最大(最強)設定から始めます。
  2. その設定でキャストを繰り返し、スプールから「ラインが浮かない」と感じるギリギリのところまで、少しずつブレーキを弱めていきます。
  3. 次に「メカニカルブレーキ」を、「ゼロポジション」(スプールが左右にガタつかない程度)に調整します。
  4. メカニカルを緩めた分、回転は上がりやすくなっているので、再度メインブレーキを少し強めに戻し、改めて「ラインが浮かない」最適なポイントまで微調整します。

この「ラインが浮かないところ」でブレーキを合わせるという手順は、硬いファイヤーラインをベイトで使うための生命線と言えるかもですね。かなりの熟練度が必要だと思います。

ファイヤーラインのデメリットと具体的対策

ここまで、ファイヤーラインが持つ基本的なデメリットを見てきました。結構クセが強いですよね。ここからは、じゃあどうやってその「じゃじゃ馬」みたいなラインと上手に付き合っていくか、具体的な対策や、後継モデルとの違いについて掘り下げていきますね。

すっぽ抜けを防ぐノットの選び方

ファイヤーラインを使う上で、個人的に最大の関門であり、最重要ポイントだと思うのが、この「ノット(結び方)」です。

先ほども触れましたが、「高切れした」という報告の中には、実はラインが切れたんじゃなくてノットがすっぽ抜けたケースがかなり多いんじゃないかと私は思っています。

なぜ抜けやすいのか? それは、ファイヤーラインの「硬く、滑りやすいコーティング」に原因があります。

一般的なPEラインで多用される「FGノット」は、リーダーにPEラインを何度も編み込み、その「摩擦力」で強度を保つノットです。しなやかなPEラインは、締め込むとリーダーにガッチリと「食い込む」ので、摩擦力が最大になります。

しかし、ファイヤーラインは表面が硬くツルツル滑りやすいです。そのため、FGノットで編み込んでも、締め込みが甘くなってライン同士がしっかり食い込まず、結束部にスキマができてしまうことがあるんです。結果、強い力がかかった瞬間に、そのスキマから結束部が滑って「すっぽ抜け」てしまう、というメカニズムですね。

FGノットが絶対にダメとは言いませんが、よほど完璧に(ラインのコーティングが食い込むくらい強く)結べていないと、すっぽ抜けのリスクは常にあると考えた方がいいかもです。特にファイヤーライン初心者の方は、摩擦系以外のノットを選ぶのが賢明だと思います。

ファイヤーラインで推奨されるノット

異なる色のライン(赤と青)を使用したダブルユニノットの結び方を示すステップバイステップ形式のベクターイラスト。結び目の構造とラインの絡み合いが白背景ではっきりと描かれている

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ファイヤーラインのように硬く滑りやすいラインでも、結び目自体が「コブ」になってロックされる(抜けにくい)ノットが推奨されます。

  • ダブルユニノット:
    リーダー側とPE側、それぞれでユニノット(コブ)を作って結束する方法です。コブ同士がぶつかって止まるので、構造的にすっぽ抜けしにくいですね。比較的簡単で、結束強度も安定しやすいです。
  • 8の字ぐるぐる結び (ノーネームノット):
    関連資料で「すっぽ抜けの少ないノット」「確実性の高いノット」として紹介されている結び方です。これも結びコブでロックするタイプですね。

どのノットを選ぶにしても、締め込む前に必ず唾や水で湿らせて、摩擦熱を防ぎながらゆっくり均等に締め込むことが、強度を出す最大のコツです。これを怠ると、摩擦熱でラインが劣化して簡単に切れてしまいますよ。

クリスタルカラー特有の問題点

ファイヤーラインには「クリスタル」という透明(クリア)っぽいカラーがありますよね。水中で目立ちにくいかな、と思って選ぶ人も多い人気カラーです。

ただ、このクリスタルカラーには、他のカラーにはない特有の問題点が指摘されているんです。

それは、「他のカラー(グリーンやピンクなど)よりも毛羽立ちが早い(または目立つ)」んじゃないか、という点です。

ネット上のレビューなんかを見ていても、「クリスタルは毛羽立ちがひどい」「寿命が短い」といった声を結構な頻度で見かけます。

これが、クリスタルだけコーティングが物理的に弱いのか、それとも単に透明だから内部のポリエチレン繊維の毛羽立ちが(光の反射などで)目立ちやすいだけなのか、はっきりした原因は分かりませんでした。メーカーが「クリスタルだけ弱い」と公表しているわけでもないですしね。

ただ、使用者側からそういう声が複数上がるということは、何かしらの傾向があるのかもしれません。

ただ、いずれにせよ「毛羽立ち」はラインブレイクに直結する危険なサインです。

もしクリスタルカラーを使う場合は、他のカラー以上に、釣行ごと(あるいは数キャストごと)にラインの先端から数メートル(特にルアーからリーダーの長さ分)を指でしごいて、ザラつき(毛羽立ち)がないかこまめにチェックする習慣をつけた方が良さそうですね。

毛羽立ちを見つけたら、その部分は迷わずカットして結び直すことが、大事なルアーを失わないための一番の対策です。毛羽立ちを抑えるPEライン用のコーティング剤を併用するのも、ラインの寿命を延ばすのに有効だと思います。

ジギングで使う場合の注意点

ファイヤーラインをジギングで使いたい、という場合、特に陸から投げる「ショアジギング」ではいくつか注意が必要です。

まず、「飛距離」の問題です。
ファイヤーラインは表面が硬く、ガイドとの摩擦抵抗が大きいため(あの「シュー!」という糸鳴りがその証拠です)、最新のしなやかな8本編みPEラインなんかと比べると、キャスト時の飛距離が落ちる傾向があります。「あと10m先!」が重要なショアジギングでは、これは結構なデメリットになるかもです。

船から真下に落とすオフショアの「バーチカルジギング」なら飛距離は関係ないですが、今度はしゃくるたびにガイドが鳴る「糸鳴り」が気になるかもしれません。一日中しゃくり続ける釣りなので、この音がストレスになる人もいるみたいですね。

また、バーチカルジギングではラインの「比重」も影響します。ファイヤーラインは水に浮く(比重0.98)ので、潮の流れが速いとラインがフケてしまい、ジグが真下に落ちにくくなる(底取りがしにくくなる)可能性もあります。

もしジギングで使うなら、いくつかの対策が考えられます。

  • PEライン用のコーティング剤(スプレー)を併用する:
    ライン表面が滑らかになることで、摩擦抵抗がかなり軽減されます。これにより、飛距離の向上、糸鳴りの減少、さらには色落ちの抑制にも繋がるので、ファイヤーラインのデメリット対策としては非常に有効だと思いますよ。
  • タックル側で調整する:
    飛距離不足を補うために、「ルアーやメタルジグのウエイトを重くする」のが直接的な対策です。また、同じ強度でも「より細い号数のものを使う」ことで、空気抵抗やガイド摩擦を減らすことも有効ですね。(ただし、細くすると耐摩耗性も少し落ちるので、そこはトレードオフですが)

スーパーファイヤーライン2号の使用感

スーパーファイヤーラインの「2号」というと、PEラインとしては結構太めの号数ですね。シーバス、ヒラメ・マゴチ、ロックフィッシュ、あるいはライトショアジギングあたりでの使用を想定されているでしょうか。

ファイヤーラインの特性(硬さ・ゴワつき)は、ラインが太くなればなるほど、より顕著に現れます。細い号数(0.8号とか1号)ならまだマシでも、2号クラスになると、そのゴワつきは相当なものになると思います。

特にスピニングリールで使う場合、リールのスプール(糸巻き部)にラインが馴染まず、「ラインがスプールからボワッと浮き上がる」ようなライントラブルが起きやすくなる可能性が高いです。キャストした瞬間に、浮き上がったラインがガイドに絡んで「バチン!」と高切れ…なんて最悪の事態も想像できます。

太い号数(1.5号や2号など)をあえてファイヤーラインで使う場合は、以下の点に注意するとトラブルを減らせるかもです。

  • できるだけスプール径が大きなリール(3000番より4000番など)を選ぶ:
    スプール径が小さいと、ラインの「巻きグセ(カール)」が強くなり、よりゴワつきが増してしまうためです。
  • ラインをスプールにパンパンに巻かない:
    スプールのエッジぎりぎりまで巻くと、ラインが浮き上がって脱落しやすくなります。7〜8割程度に控えるのが安全ですね。
  • キャスト直後のフェザーリングを徹底する:
    キャスト直後にラインがフケすぎないよう、指でスプールエッジに触れてラインの放出を軽くコントロール(フェザーリング)し、ラインを張った状態で巻き始めることを徹底しましょう。

ただ、メリットもあって、2号の太さにファイヤーラインの耐摩耗性が加わるので、根ズレに対する強度はとんでもないレベルになると思います。根ズレが頻発する超ハードな釣り場で、飛距離や操作性を犠牲にしてでもラインブレイクを防ぎたい…といった特殊な状況なら、強力な武器になるかもですね。

ウルトラ8のインプレとデメリット改善

ここまで話してきたデメリットの多くは、実は「オリジナル」のファイヤーライン(4本編みベースのフューズドライン)のものです。

「ファイヤーラインの耐摩耗性は魅力だけど、デメリットが多すぎて使いにくい…」という声に応えて登場した後継モデルが、「スーパーファイヤーライン ウルトラ8」ですね。

名前の通り「8本編み」をベースに、ファイヤーライン独自の熱延伸技術を組み合わせて作られています。これが、オリジナルの多くのデメリットを劇的に改善しているんです。

インプレ(レビュー)を見ても、その評価は明らかですね。

特性 オリジナル (4本編みベース) ウルトラ8 (8本編みベース)
しなやかさ (硬さ) × (硬い・ゴワつく) ○ (かなりしなやか)
飛距離 △ (摩擦大・伸びない) ○ (オリジナル比10%UP)
糸鳴り × (大きい) △ (かなり改善)
断面形状 △ (やや扁平) ○ (真円に近い)
耐摩耗性 ◎ (圧倒的) ○ (オリジナルよりは劣る可能性あり)

インプレで一番多いのは、やはり「オリジナルと比べて別物のようにしなやか」「ライントラブルが激減した」「飛距離がしっかり出る」という、操作性の向上に関する声です。

ベースが8本編みになったことでラインの断面が「真円」に近くなり、ガイドの抜けが良くなって飛距離がアップ(メーカー公称10%UP)し、糸鳴りもかなり静かになっています。オリジナルの最大のデメリットだった「硬さ・ゴワつき」が解消されたことで、スプール馴染みも良くなり、バックラッシュなどのライントラブルも激減した、という評価ですね。

ただし、ここで注意したいのが「トレードオフ」です。

ウルトラ8は「しなやかさ」を手に入れるために、オリジナルの「硬いコーティング」をマイルドにしています。そのため、オリジナルの最大の武器だった「圧倒的な耐摩耗性」に関しては、オリジナルよりも少し劣る可能性がある、ということです。(それでも普通のPEよりは強い、とされていますが)

選び方のまとめ

▼オリジナル がおすすめな人
・操作性や飛距離を犠牲にしても「最強の耐摩耗性」が欲しい人。
・チニングやテトラ撃ちなど、根ズレのリスクが極めて高い釣りがメインの人。
・ラインの特性を理解し、トラブル対策を講じられるベテランの人。

▼ウルトラ8 がおすすめな人
・ファイヤーラインの耐摩耗性は欲しいけど、操作性や飛距離も妥協したくない人。
・オリジナルのゴワつきやライントラブルに懲りた人。
・初めてファイヤーライン(のコンセプト)を試してみたい人。

こんな使い分けかなと思います。

ファイヤー ラインのデメリット総まとめ

最後に、ファイヤー ラインのデメリットについて、あらためて総まとめしますね。

ファイヤーライン(特にオリジナル)は、間違いなく「ピーキー(特性が尖っている)」なラインです。

硬い、ゴワつく、糸鳴りがする、バックラッシュしやすい、ノットが抜ける…と、デメリットだけ見ると、正直「使いにくいラインだな」と感じてしまうかもです。

でも、これらのデメリットは全て、「他のPEラインを圧倒する耐摩耗性」という、たった一つの強力なメリットを得るための「トレードオフ(代償)」なんですね。

このラインは、全ての性能が平均点以上の「優等生」じゃなくて、他の科目は赤点だらけだけど、「耐摩耗性」という一科目だけが突出して天才、みたいなイメージです。

ファイヤーライン(オリジナル)はこんな人におすすめ

  • 根ズレによるラインブレイクを、他の何よりも優先して防ぎたい人。
  • チニングや障害物周りのロックフィッシュがメインの釣り場の人。
  • ラインの特性を深く理解し、対策(ブレーキ調整・ノットの習得)をきっちりできるベテランの人。

こんな人には非推奨かも

  • しなやかな使い心地、飛距離、静音性を最優先する人。
  • ライントラブルをできるだけ減らしたい、釣りに集中したい人。
  • ファイヤー ラインのデメリットを許容できない、または対策に自信がない人。

もし「デメリットは嫌だけど、耐摩耗性も欲しい…」という場合は、無理にオリジナルを選ばず、操作性と耐摩耗性のバランスが取れた後継モデル「スーパーファイヤーライン ウルトラ8」を選ぶのが、現代の賢明な選択かなと思います。

この記事で紹介した情報は、あくまで私なりの調査や一般的な目安です。ラインの正確な仕様や最新情報については、製造元であるバークレイ(Berkley)の公式サイトなどで確認するのもおすすめですよ。

最終的には、ご自身の釣りのスタイルや、リール・ロッドとのタックルバランスによって感じ方が変わってきます。ぜひ、ご自身の釣りに最適なラインを見つけてみてくださいね。

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